▼m2019さん:
>中学生の時に、高価なバランを使って宇田・八木アンテナ、DPを作ったときから、このバランと,その後のCQ誌のコモンモード電波漏れの話は謎です。
同軸ケーブルを使って平衡アンテナに給電すると、コモン・モードの漏れ電流が流れます。ループ系のアンテナは原理的には往路と復路でコモン・モード電流が相殺するから、バラン不要などの記述があったりしますが現実にはアンテナ・エレメントからの電磁波によって給電線にコモン・モード電流が誘起するので、バランは必要といえます。
バランを省略すると受信ノイズが増えたり、送信時の電波障害がでやすくなったりするのですが、アマチュアの自作アンテナではあまり気にしないと思います。
でも、業務用だと八木アンテナでもスリーブ・アンテナでもブラウン・アンテナでも、なんらかのバランが必ず入っていてプロ用製品に良識を感じます。
>しばらく考えて、何がわからないのかを明確化してみようと思います。
バラン方式には基本的なものだけでも何種類もありますので興味深いと思います。積極的に平衡-不平衡を変換するもの、高周波チョークを形成してコモン・モード電流の通過を抑制するもの、物理的に1波長相当ぐらいの大きさで構成して「やんわり」変換するものなどです。
でわ。