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Re:1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは?
 Gary  - 22/10/30(日) 18:51 -
m2019さん、通りすがりで失礼します。

▼m2019さん:
>https://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/14/14981/14981_p102-103.pdf
>にある1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みをお読みしましたが、理解できません。
 図6-1を色付けし端子番号をふるとわかりやすくなると思います。

 この図に使われているフェライト・バーは漏れ磁束が多いので、結合係数Kが1よりかなり小さくなると思います。漏れ磁束の少ないトロイダル・コアに巻けば、K=1に近づきます。
 図6-2においてL1、L2、L3を同じ磁束φが通っています。L1、L2、L3は同じ向きに同じ回数巻いてあります。このためL1、L2、L3には、それぞれV1、V2、V3が発生し、その値は同じです。
 不平衡電源につながっているRは信号源抵抗RGです。負荷側のRは負荷抵抗RLです。
 不平衡電源によってL2とL3にはV2+V3の電圧が発生します。負荷抵抗RLにはL1とL2によってV1+V2の電圧が発生しますが、共通電位(端子1)から見るとV1とV2は逆相です。
 こうして不平衡電源の電力が平衡電源に変換されます。
 
>LTsice でシミュレーションをやりたいのですが、コイルの結合定数、インダクタンス、コアの透磁率のデータの開示もなく困っています。
 SPICEライブラリにはバラン・トランスは用意されていないかもしれません。その場合は、二つ以上のインダクタを使って、それらの結合係数Kを指定することで実現できます。
 結合係数は理想的にはK=1です。インダクタンスとコアの透磁率は、シミュレーションしたい対象にあわせて自分で決めることになると思います。
添付画像【1037_fig-6-1-colored.jpg : 46.0KB】
【1037_fig-6-1-colored.jpg : 46.0KB】

添付画像【1037_fig-6-2-colored.jpg : 16.1KB】
【1037_fig-6-2-colored.jpg : 16.1KB】

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1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは? m2019 22/10/29(土) 16:14
Re:1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは? Gary 22/10/30(日) 18:51 [添付][添付]
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Re:1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは? Gary 22/10/31(月) 11:25
Re:1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは? m2019 22/11/3(木) 7:31 [添付]
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Re:1:1、50オーム平衡ー不平衡変換バランの仕組みは? Gary 23/5/11(木) 17:53

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