RFワールド読者の掲示板U
 無線と高周波に関することを中心に、それ以外の話題も含めて、何でも書き込みOKの掲示板です。初めての方もネチケットを守って、お気軽にご参加下さい(^^)/
146 / 296 ツリー    ←次へ | 前へ→

高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 17/6/18(日) 17:41 [添付]
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について editor 17/6/19(月) 19:58
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 17/6/22(木) 21:47
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 17/6/26(月) 21:58
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について editor 17/6/28(水) 0:19
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 17/7/1(土) 23:57
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について pass-by 17/7/8(土) 12:25
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について editor 17/7/9(日) 13:52
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について ラジオ屋 17/8/23(水) 16:07
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U5GB 18/1/11(木) 1:17
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について ラジオ屋 18/1/14(日) 13:45
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 18/7/29(日) 13:26
Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明について 5U4GB 18/8/14(火) 9:26

高周波Cクラスパワーアンプの動作説明につ...
 5U4GB  - 17/6/18(日) 17:41 -
お世話になりありがとうございます。
以下、よろしくご教示願います。

(1)A,B,Cクラスアンプの分類は、電力アンプの分類用のクラスわけですか?

小信号電圧アンプでは、負荷線を使ったバイアスポイント設定が説明され、TRは、コレクタ電流の飽和領域にある負荷直線上をバイアスポイントを中心にスライドして、電圧アンプとして動作すると聞いています。
このため、電圧アンプはクラス分けは無いと思います。

添付ファイル(見本)のように2SC1815は小信号用電圧アンプとして使うことも、ミニパワーアンプとしても使用できると思います。

A,B,Cクラスアンプの分類方法は、電力アンプにバイアスを与える方法を3種類に分類したもので、電圧アンプへバイアスを与える方法を分類するものではない、と考えて良いですか?

(2)電源電圧が低い場合の、Cクラス(パワー)アンプの動作

添付ファイルのCクラスアンプでは、入力信号のマイナス側がカットされて出力されています。
しかし、RFキャリアがベースに入力されると、ベースにDC電圧が発生します。

すると、ベース電圧は0Vではなくなり、Cクラスではなく、AB級のような動作になり、入力信号がFC電圧底上げされて、入力電圧、出力電圧共に、マイナス側がカットされない増幅をすると思うのですが、いかがでしょうか。

(3)TRのコレクタ電流不飽和領域でのアナログ乗算特性

これまで、小信号TRアンプは、負荷線を使った設計法から始まっているので、TRはコレクタ電流がちょうど飽和したところにあり負荷線上を移動しています。

ここで、電源電圧VCEを低くとると、コレクタ電流を飽和させない領域では、TRをアナログ乗算器に近似できる特性が出てきます。

このTRのコレクタ電流不飽和領域での近似的なアナログ乗算特性については、これまで殆どその動作特性を説明した本が無いような印象をうけますが、いかがでしょうか。
添付画像【402_2sc1815-C-class-Amp-NotAlways-C-class.png : 256.4KB】
【402_2sc1815-C-class-Amp-NotAlways-C-class.png : 256.4KB】

引用なし

パスワード



1,169 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 editor  - 17/6/19(月) 19:58 -
5U4GBさん,書き込みありがとうございます.

▼5U4GBさん:
>(1)A,B,Cクラスアンプの分類は、電力アンプの分類用のクラスわけですか?
 ご質問の主旨に合っているかどうか,わかりませんが,
Aクラス,Bクラス,Cクラスという分類は,基本的には回路動作の分類と
存じます.
 導通角をθとすると,θ>90°ならAクラス動作,θ=90°ならBクラス動作,θ<90°ならCクラス動作に分類します.

 添付されている記事は,弊社のもののようですが,どこから引用されたものでしょうか?

以上,ご回答申し上げます.
引用なし

パスワード


755 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U4GB  - 17/6/22(木) 21:47 -
引用記事はここからです。
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/15/15601/15601.pdf

重要でも書かないほうが良いことは後で連絡します。
ありがとうございました。
引用なし

パスワード


756 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U4GB  - 17/6/26(月) 21:58 -
Editorさん こんばんわ

日本の電気・電子工学で教育がうまくいっていないと思う分野の話題(一部分のみ)をYoutubeさん動画でリストアップしてみました。
今後の書籍改訂等、よろしくお願いします。

Basic amplifier

https://www.youtube.com/watch?v=EAxB1yXPsxw

https://www.youtube.com/watch?v=830zDTm55-w

Construction of load line
https://www.youtube.com/watch?v=fc2HihAjq88

DC and AC load line
https://www.youtube.com/watch?v=AtHO71LfhCg

MOS FET analysis
https://www.youtube.com/watch?v=2SwT6JnfCq8

IQ modulator/demodulator
https://www.youtube.com/watch?v=5GGD99Qi1PA

Plane wave
https://www.youtube.com/watch?v=FyNgs_viwBg
引用なし

パスワード


813 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 editor  - 17/6/28(水) 0:19 -
5U4GBさん,情報ありがとうございます.

 古い動画から新しい動画まであるようですね.
 参考にさせていただきます.
引用なし

パスワード


868 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U4GB  - 17/7/1(土) 23:57 -
▼editorさん
こんばんわ

リストした動画は、けして優秀でないところの文明の遅れた私達が反省しなければならない、沢山の貴重な知識と知恵が蓄積されたもので、さすがアメリカと尊敬されるべきものと思います。

この時代に、ここまでの電子工学が可視化され教育動画にできているということは、大変高度な文明が既にあったということなので、ぜひ、”古い動画”と思わないで欲しく、高度の知に対する敬意と感謝の気持ちを示すためにも、この気持ちをわかって欲しく、よろしくお願いします。
引用なし

パスワード


1,021 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 pass-by  - 17/7/8(土) 12:25 -
通りすがりです。 
失礼します。

> このTRのコレクタ電流不飽和領域での近似的なアナログ乗算特性については、これまで殆どその動作特性を説明した本が無いような印象をうけますが、いかがでしょうか。

についてですが、ご指摘しているのは、ミキサー回路やバランスドモジュレータの動作ではないでしょうか。
その意味で、無線関係の記事や また、乗算器4200(多分もう廃品種)の解説
 などで、それなりに見かけたと思います。
 
単体のトランジスタ・アンプとして「アナログ乗算特性」を触れないのは、アンプとしては非線形動作をしたくないからでしょう。
ミキサとして使う場合は意図的にバイアスを省いたりして、丁度ご指摘されているのような動作になるのかと思います。
 
トランジスタ技術のDBで検索すると

2004,8,乗算回路を作る その1,トランジスタCooking!〈第9回〉,連載,p.223,6,柴田 肇

という記事がありました。
引用なし

パスワード


819 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 editor  - 17/7/9(日) 13:52 -
pass-byさん,書き込みありがとうございます.

▼pass-byさん:
>2004,8,乗算回路を作る その1,トランジスタCooking!〈第9回〉,連載,p.223,6,柴田 肇
>という記事がありました。
 上記はトランジスタ技術の連載記事でして,それをまとめた下記の単行本が2007年に発売されていました.あいにく,すでに絶版です.
「トランジスタの料理法―シミュレーションと実験で学ぶアナログ回路の構築技法 (Analogue Master Series―実務に役立つ研究&解析)」
柴田 肇
http://amzn.asia/2kP9e8Z

 初級を卒業して中級レベルの門を開かんとする読者に好適と存じます.
 
引用なし

パスワード


989 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 ラジオ屋  - 17/8/23(水) 16:07 -
 少し前の話題ですが。Cクラスアンプについて気になったので投稿し
ました。

>(1)A,B,Cクラスアンプの分類は、電力アンプの分類用のクラスわけ
ですか?

→いいえ,違います。A,B,Cクラスはリニア増幅素子(具体的には
真空管,トランジスタ,FET)のバイアスによる動作形式の分類で,電
力アンプに限らず小信号アンプでも使われます。


>小信号電圧アンプでは、負荷線を使ったバイアスポイント設定が説明
され、TRは、コレクタ電流の飽和領域にある負荷直線上をバイアスポイ
ントを中心にスライドして、電圧アンプとして動作すると聞いています。

→負荷線を使った設計ではコレクタ電流が飽和領域になることはないと
思いますが,誰に聞いたのでしょうか。ちなみに負荷線上をスライド
するのは大電力オーディオアンプも同じでしょう。


>このため、電圧アンプはクラス分けは無いと思います。
>A,B,Cクラスアンプの分類方法は、電力アンプにバイアスを与える方法を
3種類に分類したもので、電圧アンプへバイアスを与える方法を分類する
ものではない、と考えて良いですか?

→いいえ,一般的にはそう考えません。HiFiオーディオアンプに関しては
小信号アンプにAクラス以外を使うことはありませんが,特定の分野で
使わないからといって分類がなくなるわけではありません。A,B,Cの
クラス分けは,HiFiオーディオアンプのためだけにあるわけではないの
です。


>(2)電源電圧が低い場合の、Cクラス(パワー)アンプの動作
 添付ファイルのCクラスアンプでは、入力信号のマイナス側がカット
されて出力されています。
 しかし、RFキャリアがベースに入力されると、ベースにDC電圧が発生
します。

→ いいえ,この回路図ではベース・エミッタ間がコイルで直流的に
ショートされていますので,ベースにDC電圧が発生することはありま
せん。コイルの巻き線抵抗を無視できない場合や,コイルに直列に抵
抗器を追加した場合は,ベースにDC電圧が発生します。


>すると、ベース電圧は0Vではなくなり、Cクラスではなく、AB級の
ような動作になり、入力信号がFC電圧底上げされて、入力電圧、出力
電圧共に、マイナス側がカットされない増幅をすると思うのですが、
いかがでしょうか。

→いいえ,発生する電圧はマイナス電圧(NPNトランジスタの場合,
PNPトランジスタではプラス電圧)ですので,よりCクラス(導通率が
下がる方向)になります。


【参考1】
 増幅器のA,B,Cのクラス分けにおいて導通率(流通率ともいう)は,
入力のサイン波1周期(360度)に対して出力に寄与する割合をいいます。
Aクラスは導通率100%,Bクラスは導通率50%,Cクラスは導通率50%
未満ということです。ABクラスは導通率50%を超え,100%未満を
いいます。
 なお,editorさんは導通角θで説明していますが,数字が違って
います。『θ=360°ならAクラス,θ=180°ならBクラス,θ<180°
ならCクラス』ですね。

【参考2】
 5U4GBさんは,HiFiオーディオアンプを念頭においているので,
『小信号アンプは,Aクラス以外はあり得ない』と思うのかも
しれませんが,高周波アンプ(とくに同調形)は小信号でもCクラスを
使いますし,逓倍回路では積極的にCクラスアンプを使います。
 なお,HiFiオーディオアンプでは電力増幅でもCクラスアンプを
使うことはありませんが,オーディオ帯域でも単一周波数アンプで
あればCクラスを使うこともあります(たとえばセラミック振動子の
駆動など)。
引用なし

パスワード


866 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U5GB  - 18/1/11(木) 1:17 -
遅れて失礼します。つい先日、ひよっこという朝のドラマで
向島電気のラジオを製造する話が出ていました。

番組は面白かったのですが、どうもあの時代あたりから
おかしな電気の設計時代が続いており、
進んでいるメーカと、そうでない本や教科書、セミ・プロの
技術格差が広がっていて、本の記事も、
どうもずーと昔からおかしいのではないか?と思うようになりました。
以下その本の数例です。(かなり壊滅的な理論と思いますよ。)

C級アンプ式AM送信機 文献 (設計論理が根本的におかしいと思うもの)

(1)作りながら学ぶ初めての高周波回路
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/36/36431/36431_p108-109.pdf

(2)低電力変調と高電力変調の比較http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H13/html/H1312A14_.html

トランジスタの等価回路について(電験三種・電験二種
(設計論理がおかしいと思うもの)
https://www.youtube.com/watch?v=xvf-CtUcWE0

だいぶ前から既にデジタル時代になっているのに、
ああそれなのに、数式で考えるとかできてなくて、
ソフトウェアでは昔からずっとあるところの、トップダウン設計、
段階的詳細化など、基礎から考え方も含め、設計理論の教育を見直さないとだめなんじゃないかなと感じてます。

特に上の3例何を見ると同じ内容のものが、未だにネットに極めて大量に同じ内容でたくさん見つかるんです。

これらを読むと、全然、教育が進んでない気がして、特に仕事や大学の場合、
書籍の改訂も無いまま、相当にやばいんではないかなと・・・。
(書籍でも、同じような、コピペが続いているんではないでしょうか。)

先進国の教育内容と比較して見て、愕然としてるというのが実情で、
早く内容の適切な本の出版と、そうした教科書を使った学校での教育充実をしてほしいんです。
よろしくお願いします。
引用なし

パスワード


930 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 ラジオ屋  - 18/1/14(日) 13:45 -
▼5U5GBさん:
 Cクラスアンプに対する,5U5GBさんの誤解についてはご理解いただいた
ということでよろしいでしょうか。


>どうもずーと昔からおかしいのではないか?と思うようになりました。
>以下その本の数例です。(かなり壊滅的な理論と思いますよ。)

→壊滅的な理論とおっしゃいますが,私にはそうとは思えません。
 私の知識不足かもしれませんので,具体的に「ここは間違いで,正しくは
こうだ」というように指摘していただけたら幸いです。


>だいぶ前から既にデジタル時代になっているのに、
>ああそれなのに、数式で考えるとかできてなくて、・・・

→「デジタル時代になっている」と「数式で考える」は,何の関連もない
ように思いますが,どのように関連付けているのでしょうか。


>設計理論の教育を見直さないとだめなんじゃないかなと感じてます。・・
>教育が進んでない気がして、・・・
>書籍の改訂も無いまま、相当にやばいんではないかなと・・・

→言葉からは切迫感が伝わりますが,何を言いたいのかよくわかりません。
 「ここはこれだから駄目だ,こうするべきだ」というように,具体的に
指摘していただけないでしょうか。


>先進国の教育内容と比較して見て、愕然としてる・・・

→先進国とは米国を指しているのでしょうか。
 以前紹介していただいた海外のユーチューブ画像を見ても違いが
判りません。もちろん,米国の教育動画は全世界の人たちが見ていますので,
洗練されていると思います。
 それに対して,日本の教育画像はほとんど日本人だけが見ていますので,
万人向けでないところがあると思いますが,内容が特別劣るとも思いません。
 「ここはこれだから駄目だ,こうするべきだ」というように,具体的に
指摘していただけないでしょうか。


 いずれにしても,教育の話がしたいのであれば,表題が「高周波Cクラス
パワーアンプの動作説明について」ではわかりにくいと思います。
 あらためて,内容に合った題名でスレッドを立てなおした方がよろしいか
と思います。
引用なし

パスワード


1,021 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U4GB  - 18/7/29(日) 13:26 -
ご返信をありがとうございました。
参考にします。

負荷線を使ったTR アンプの設計法は、USAの動画を見ました。
youtubeで"Load Line"を検索キーで出てきます。
引用なし

パスワード


815 hits
・ツリー全体表示

Re:高周波Cクラスパワーアンプの動作説明...
 5U4GB  - 18/8/14(火) 9:26 -
▼ラジオ屋さん、Editorさん、Pass=Bさん
たくさんの検討とご助言をありがとうどざいました。
BBSの文字通信のため、意見のリアルタイムでの対話式修正の議論・検討会の実施、相互理解がむつかしく行き違いの理解の議論になってしまっていると感じました。

私はこの方面の専門家ではありませんが、国内大学の教科書や教育資料を見ると、日本は、非常に遅れているとびっくり仰天しています。

大部分は再現性の無い(回路)設計記事が、再現テストなし、論理レビュー・監修なしに、繰り返し誤った記事のコピペが続いています。
なかには、研究不正の内容すらあります。

誤った学問の教育を受けていると、社会全体にマイナスの影響が長引き、国内の電子・電気・IT産業へマイナスの影響が長引いているのでは?と感じています。

個々の問題をその都度修正し、書いているわけにはいかないので、今後の新規書籍では、過去の誤りをそのままコピペするような出版はやめて、再現性のある高信頼の設計文化を構築するため、ひきつづきご検討・ご協力をよろしくお願いします。
引用なし

パスワード


773 hits
・ツリー全体表示

146 / 296 ツリー    ←次へ | 前へ→
 57,148
ページ:  ┃  記事番号:  

C-BOARD Moyuku v1.01b6