▼田中仁之さん:
> HD-SDR を立ち上げますとそのHackRFoneでFM放送は完璧に受信できます。
HDSDRでFM放送を受信できるのなら,とりあえず受信系は壊れていないように思われます.ただし,FM放送の特性上,たとえ受信感度が少し劣化していても,ある程度以上の電界が得られれば,きれいに復調できてしまいます.このため受信のプリアンプ(MGA81563)が劣化している可能性やT/Rスイッチの通過損失が増している可能性は否定できないと思います.
HackRFoneは,RFワールドNo.44のp.12にある図1.1に記載されているような構成です.すなわち受信周波数範囲のすべてはTRスイッチを通った後,プリアンプ(MGA81563)で増幅されてから,受信周波数範囲に応じて三つ(2.4GHz以下,2.4〜2.7GHz,2.7GHz以上)の経路で処理されます.ここから考えると,受信系は壊れていないように思われます.
また,HD-SDRで正常にFM放送を受信できるのなら,制御系も正常だと思います.
>・Ubuntu のUpdate
> GNUradioの再Install
> CQ出版社の提供プログラム(フローグラフ)の再Install
> 「RFワールドNo44」をまねての再打ち込み
> 等々は全て効果が有りませんでした。
別のPCを使い,UbuntuのLive環境をインストールしたUSBメモリで始動し,HackRFoneを動作させた場合はいかがでしょうか?
>・TXに関しては
> Narrow band FMはOKですが、AmとSSBがNGになりました。
HackRFoneの構成から考えて,NBFMがOKなのにAM/SSBがNGというのは,ハードウェア故障ではなくて,ソフトウェア(GRC/Pythonスクリプト)が原因だろうと思います.
つまりHackRFoneの送信系も無事であるように思います.
> その時、ATTの1/4[W] の抵抗が損傷いたしました。
ATTを挿入していたのは不幸中の幸いでしたね.
> もし、それでHackRFone のHard がダメージを受けたのであるならば、
> HD-SDRでは動作しなくなると思うのですが、如何なものでしょうか。
上述のように,HackRFoneのハードウェアは,送受信とも致命的な
ダメージを受けていないと思います.
以上,横から失礼いたしました.