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パソコン発生ノイズのシールドの仕方 天文ファン 16/2/11(木) 13:52

Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方 editor 16/2/11(木) 20:50
Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方 天文ファン 16/2/14(日) 10:39
Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方 editor 16/2/16(火) 10:20
Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方 天文ファン 16/2/17(水) 20:35

Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方
 editor  - 16/2/11(木) 20:50 -
天文ファンさん,
 小誌ご愛読ならびに書き込みありがとうございます.

▼天文ファンさん:
>パソコンから発生する短波からVHFの受信ノイズを除去するため、
>パソコンを全体をアルミホイルで囲みました。
>流星電波観測の53MHzにパソコンのノイズが受信されるのです。
 ノイズが混入する原因を切り分けるため,回答する前にいくつか質問がございます.

(1)パソコンはデスクトップでしょうか? ノートPCでしょうか?

(2)ディスプレイはCRTでしょうか? それともLCDでしょうか?

(3)(ノートPCでしたら)ディスプレイは内蔵のものをお使いでしょうか? それともディスプレイを外付けされていますでしょうか?

(4)パソコンと受信機の電源は,それぞれ商用電源(AC100V)でしょうか? それともバッテリー駆動のいずれをお使いでしょうか?

(5)パソコンからのノイズは,パソコンの電源OFFかつACプラグを抜いたときにも受信機で受信できるでしょうか?

(6)受信機のアンテナは内蔵アンテナや室内アンテナでしょうか? それとも屋外に設置したアンテナでしょうか?

(7)受信機にアンテナを外付けしている場合,受信機のアンテナ入力へのコネクタをはずしたときにパソコンからのノイズは変化しますでしょうか?

(8)アルミホイルは電気的にはどこに接続してあるでしょうか?

(9)パソコンの金属筐体またはグラウンドは電気的に,どこに接続してあるでしょうか?

(10)受信機の金属筐体またはグラウンドは電気的に,どこに接続してあるでしょうか?

以上が,現時点での質問でございます.

>こうした昔の書籍は記載が間違ったまま訂正されないのでしょうか?
 基本的には重版時に訂正されるはずですが,初版のまま増し刷りしている可能性もあります.昔の書籍といってもケースバイケースなので,当該書籍の出版社にお尋ねいただくのがよろしいかと存じます.


>この話が本当ならパソコンノイズはアルミホイルで包めば出てこないはず
>ですが、実際にはノイズを低減させる効果が見られません。
 アルミホイルで包んだだけでは,ふつうはノイズの低減を実感できないだろうと思います.

>今までの話は本当なのでしょうか?
 一概に本当とも嘘とも申し上げられません.
 シールドが不十分なのかもしれませんし,たとえ十分に
シールドしても,原理的にノイズの混入を完全には防げないことも
考えられます.

以上,よろしくお願い申し上げます.
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Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方
 天文ファン  - 16/2/14(日) 10:39 -
ご回答をありがとうございます。
当方の質問の意図がうまく伝わっていないのがわかりましたので、
書きなおしてみます。

当方でのパソコンやCRT/LCDのノイズ対策は完了していて、
その解決手段の質問ではなく、?マークのついた部分が当方の質問でした。

少し事情を説明致します。
かつて科学と学習、初歩のラジオ、子供の科学、ラジオの製作等、青少年向けの電気電子入門に
向いた趣味志向の雑誌・月刊誌に大変人気があり、本屋さんも人気があり、
沢山のお客さんが本屋さんに来ていました。

ところが、ある時期からこれら人気の書籍が次々に廃刊になっていきました。
確か1997,8年あたりから流れに変化が出てきて、現在では、書店まで大変少なくなっています。
ある書店経営者さんに伺ったところ、今の人は本を読まない、と言われています。

当方は、机に何冊も専門書を広げ、複数の大型モニタで情報取得と、
それらの情報を用い、目的の考え事を解決していることをしています。
正確な情報の書かれた専門書や専門情報が無いと、そこから上の段階へは
進めないので、書籍が売れないという社会動向を大変心配しています。

もともとの質問の問題は、それら廃刊になった書籍に書かれた知識情報に
誤りがあっても、編集社も本屋さんも無くなると、書籍の改訂情報が
書かれないまま、歴史に残り続け、文化・文明継承がうまくいかず、
大きくは人類文明の質、量ともに劣化が始まるという課題があると思うのです。

そこで、今回は、磁力線のキャンセルという古い書籍に書かれた知識情報を
例に上げて、こうした過去の誤った情報・知識をいかに修正していけば良いのか、
その役割を担う、出版会社さんらが既にいなくなっていて、今後
どうやって修正、改訂をやっていけば良いか、という課題に
いかに対応すべきか、という質問の趣旨になります。

よろしくお願いします。
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Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方
 editor  - 16/2/16(火) 10:20 -
天文ファンさん,ご返信ありがとうございます.

▼天文ファンさん:
>当方でのパソコンやCRT/LCDのノイズ対策は完了していて、
>その解決手段の質問ではなく、?マークのついた部分が当方の質問でした。
 的はずれな回答をしてしまったようで失礼いたしました.

>そこで、今回は、磁力線のキャンセルという古い書籍に書かれた知識情報を
 ここをご覧になる方のために念のため補足しておきたいと存じます.
 アルミホイルでくるむことは,アルミホイルが良導体なので,電磁シールドとして機能いたします.そのアルミホイルを一定の電位に接続すれば,静電シールドとして機能いたします.ただし,アルミホイルは磁性体ではないので,磁気シールドとしては機能いたしません.
 つまりアルミホイルで包めば(高周波の磁力線が形成する)交番磁界や(電気力線が生じるような)電界をキャンセルする(打ち消す)ことができますが,(永久磁石の磁力線が形成する)静的な磁界をキャンセルすることはできません.


>例に上げて、こうした過去の誤った情報・知識をいかに修正していけば良いのか、
>その役割を担う、出版会社さんらが既にいなくなっていて、今後
>どうやって修正、改訂をやっていけば良いか、という課題に
>いかに対応すべきか、という質問の趣旨になります。
 難しいテーマと存じます.私には解決策が思いつきません.
 発行の主体である出版社が喪失しているとなると,当該文献の筆者ご自身がなんらかの方法で正誤情報を世間に伝えるほかなさそうに思います.
 出版社が存続していて,販売継続中の書籍であっても,
筆者ご自身が自分のホームページで正誤情報を公開されていることが
ときたま見られます.あるいは筆者ご自身が他の出版社から別の書籍を
上梓された際に過去の自著の内容を訂正される例もございます.このような形が一つの参考になるのではないかと存じます.

 基本的には,正しい情報を繰り返し発信し続けることで
誤った情報・知識を是正するしかなさそうな気がいたします.
石油の化石起源説とか,恐竜の爬虫類説とか,太陽系惑星の順番など,
その後の研究や調査によって,かつては正しかった知識が覆される
こともございます.

以上,あまりお役にたてず申し訳ございません.
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Re:パソコン発生ノイズのシールドの仕方
 天文ファン  - 16/2/17(水) 20:35 -
editor さま

丁寧な回答を書いてくださり、ありがとうございます。
このQ&Aが検討課題としてたたき台となって、

・磁力線とは何か、
・磁場とは何か、
・電場とは何か、
・クーロン力とは何か、
・ローレンツ力とは何か、
・電磁気力とは何か、
・それらはどう違うのか、それらの相互関係と相互作用、
・シンクロトロン放射の仕組み、電離層の生成過程等、他多数もろもろ

日本の小学校教科書で習う磁石の周りの砂鉄の写真や図と説明文からその上位の専門書まで、
アインシュタインが理解しようとしなかったボーアさん達の量子力学について、
近年までの欧米での研究成果が、日本の各種図書や教育内容にフィードバックされ、
体系全体を基礎から見直しがかかる機会になるのに期待します。

また、今の日本でも歴史的に昔からずっとできていない、
”理論を考えだす、発見する。”
”実験で理論式を検証する。”
”理論に基づいて設計する。”
という手法や考え方、教育、書籍が定着し、今や技術後進国となってしまった日本が再起し、
できるだけ早く先進国水準に追いつくように期待します。

ありがとうございました。
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