▼sabuさん:
>▼波平さん:
>> sabuさん、はじめまして。
>>
>> 当時、依佐美送信所以外の長波送信所というと、下記のような
>>ものがあったようですね。
>>・海軍無線電信所船橋送信所、43kc、瞬滅火花
>>・海軍佐世保鎮守府針尾送信所
>>・対米磐城無線電信局原町送信所、真空管
>>
>> 依佐美は高周波発電機方式でしたが、横須賀のそれも
>>高周波発電機方式だったのでしょうか。
>>
>> 写真は依佐美送信所(当時)の高周波発電機です。
>はじめまして、sabuです。
>横須賀海軍は軍の無線電信局です。公衆の東京や大阪中央電信局のような機能を持つもので、各地の軍施設からの電信を紙テープに暗号に鑽孔され、緊急・重要度に応じ自動発信機に掛けられ、依佐美送信所(長波・短波)・河内送信所(短波)・小山送信所(短波)から送信され、小野受信所(長波・短波)・福岡受信所(短波)で受信された。軍の駐在は受信所のみで海軍は小野・陸軍は福岡でした。なお、河内送信所は放送・電話の送信所でしたが、軍の要請で軍通信10回線(短波電信送信機10KW1台・5KW1台・1KW4台・500W数台)くらいありました。依佐美送信所の短波電信送信機(20KW〜1KW)10台くらい、小山送信所の短波電信送信機(20KW〜1KW)は30台くらいありました。
こんにちは、sabuです。当時の短波電信送信機の数について、
河内は上記の通り、依佐美送信所は20KW6台・10KW2台・5KW1台・1KW9台の計18台、小山送信所に20KW16台・10KW1台・5KW5台・1KW15台の計37台、足柄送信所に20KW2台・10KW1台の計3台、多摩送信所に20KW3台、八俣送信所に20KW2台がありました。
なお、日本放送協会海外放送の送信所は名崎(50KW:低電力変調)・八俣(50KW:真空管の通合で40KWくらい)・多摩(50KW:真空管の都合で20KWくらい)・足柄送信所(20KW)・河内送信所(50KW)がありました。河内送信所の送信機は自社の狛江で昭和19年製作されたが、局端な資材不足で10KW電話送信機と20KW電信送信機の電源2台を流用、高電力変調機(20KW真空管6本使用)と終段電力増幅器(50KW真空管4本使用)を製作、変調チョークと変調トランスは八俣送信所の予備品を流用されたが、性能は非常に良く過去の欠点を改善されて公称出力以上に出力され、ひずみ雑音も少なく好評であった。