落ち穂拾いです。
その後、次の式をみつけました。
Kz = ( 997 + 15 * X)/( 1000 + 471 * X);
kz は インダクタンス計算を意識して、Kz=長岡係数×μ0×π/4 ×10^6 としたものです。
直径をD(m)とすれば、 L = (D*N^2) * X* Kz [uH] となります。
直径28mm, 長さ62mm 20Tならば
x = 28/62
L = x*(997 + 15*x)/(1000 + 471*x) * 0.028 * 20^2
= 4.18662 [uH]
式の中の定数について、
977 と 1000 は μ0×π/4 ×10^6 (=0.9974567..) から来ています。
15 と 471は網羅的に探しました。
この形の式だと Xが大きくなると誤差が拡大してしまうのですが、
X<20の範囲で使えれば、かなり有用と思います。
背景。
知人に、昭和40年代の書籍からインダクタンスの簡易計算式を教えてもらいました。
L = (D*N^2)/(102 / X + 45)
この式は精度も荒く適用範囲も狭いのですが、
これをもとににらめっこして、冒頭の式を得ました。
冒頭のと同じ、または似た式をご存知でしたら教えて下さい。