ハード・アナログ設計本は確かにいろいろあるのですが、現場で設計に実践的に使えるものはほぼ無いと思います。
公開前特許、守秘義務、企業秘密 等による制約もありますが、
時代遅れ、間違った設計本が多く、設計文化の改訂・継承・発展が、日本国内でできていないまま、
思考停止状態を継続していると思います。
定本・・・の設計と書かれていても、中身は製作と測定だけで、設計方法が書かれていないものがあります。
大学の場合は、教官に教科書選定や教本製作を決める裁量権があり、優秀な教官の下では良い教育環境がありますが、
そうでない場合が課題になっていることがネット記事や売られている古い教本からその深刻さが分かります。
一方、学会は出版物を出すだけで、文化交流がありません。
ハードウェア電子設計文化に関しては、PDCAサイクルが回っておらず、かなり深刻な状況にあることがわかってきました。
特にC,Aの過程が国内には無いので、同じ誤り記事が繰り返し書かれています。
この状況改善するには、書籍においても、
実験ベースの理論検証を基礎において、See, Action による
理論修正、文献改訂のサイクルを常に早く回すことができるようにして、
国内の文明の進歩的循環構造を作る必要があると思います。
この文化構造は19世紀から先進国に対して、国内は現在もほとんど進歩していないと痛感します。